「お願いします!」会議の冒頭に事の言葉を唱和し続けて30年が経ちました。多くの先輩方に伝えられたこの言葉が、今もなお唱和できますのもひとえに先輩諸兄の尊いご指導の賜物であると敬意を表しますと共に、厚く御礼申し上げます。
また関係各位、ならびに友好団体の温かいご指導ご協力にも心より感謝いたしております。
昭和46年9月に産声を上げ、平成2年に成人し、今年30歳になる兵庫県自動車青年会議所(JMC)は大きな転機を迎えようとしています。
時代は21世紀に向かい大きく前へ進もうとしている中、金融・経済面では大手銀行・損保会社等が次々と合併し金融再編の構図がどんどんと浮き彫りになって、それぞれは生きる道を見出そうとしっかりと土台作りにはいりました。
業界内におきましては、大きな規制緩和は一通り落ち着きましたが、それを機に商形態が大きくユーザー選択型、従来型と分かれました。
当初は大きな波紋を投げかけましたが、最近ではそのスタイルも定着しつつあります。
環境面におきましてはここ数年来より取り沙汰されて来ておりメーカー側の対応としては、低燃費車・安全ボディ・リサイクル性のある車作りを意識して車輌開発に取り組んでいます。
業界としてフロンガス再生利用はもとより、リサイクルパーツの多様化が大きく叫ばれる様になりました。地球環境に大きく関係するようになったこの業界では、もっと抜本的な対策を講じる必要性が出てくるものと思われます。
業界のデジタル化対応については、ここ数年大きく飛躍いたしました。
JMCは早くからこのデジタル化に着目し自らをインターネットの世界へと投じました。
我々の業界に密接な関係のある損保業界も対応が非常に早く、自らの営業形態の変化に伴いweb化へと移行しています。
この様な変化の激しい時代、新しい世紀を迎えるにあたり私は「変革、そして開眼」と言うスローガンを打ち出しました。
市場顧客のニーズに適応できるように常に自分自身を分析し、顧客満足度を経営の原点とできるように変革を繰り返していこうと言うものです。
20周年の時に発表された活路開拓事業の21世紀テーマ「人にやさしいサービス経営」このテーマが10年経った今も生き続け、今後も続いていくものと思われます。
「物の豊かさ」から「心の豊かさ」へ変わろうとしてるのは確実です。そのためにも今後はJMCの存在意義を見つめ直し、業界のニーズに答えられる基盤を固めなければなりません。
30周年に大きな転職を迎えるJMCは今こそ団結を深め、英知と情熱をもって行J界の発展に寄与していきたいと思います。
今後とも先輩諸兄、関係団体、友好団体の皆様の変わらぬご支援、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。
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