2017年4月22日(土)に湊川神社 楠公会館にて第47回定期総会を開催しました。 来賓として(一社)兵庫県自動車整備振興会 常務理事 田中 護様をお迎えし、特別会員の先輩方、各新聞社の方々と多数のご出席をいただきました。
総会が始まる前に、参加メンバー全員で社殿へ向かい、理事長をはじめ、メンバー1人1人が新年度体制へ向けての新たな熱い思いを胸に参拝いたしました。
2016年度理事長 小倉大造君が、綱領・スローガン「Change yourself ~君も頑張れ、私も頑張る~」を基に1年間取り組んできた事を振り返り、「JMCは学びの場。一生懸命頑張る。努力は足し算、協力は掛け算。独りでは出来ることは限られるが、皆の協力があることで難しい事や大きな事が出来るようになる」と、改めて諦めず頑張ることや協力し合う事の大切さを伝えられ、メンバーや諸先輩方、これまで係わった全ての方々に感謝と、次年度へのエールの言葉が述べられ総会が開会しました。
2017年度の事業計画、事業予算、及び新役員は原案通り承認されました。 第47代新理事長に、濱田茂三郎君((有)神戸産業車輌)、東部地区新副理事長に安澤拓史君((株)安沢モータース)、中部地区新副理事長に藤原正典君(藤原モーターサービス)、西部地区新副理事長に衣笠仁務君((株)アクト)が就任いたしました。
新理事長濱田君より2017年度スローガン「~大きな絵を描け~」を基に、新たな組織体制としての決意とJMCメンバー全員に「組織を率いるリーダーとなれるよう頑張りましょう。そして目印となるわかりやすく共感できる大きな絵を描くことが大切。」とご挨拶がありました。
入会式では、ワタキ自動車(株)の岡本典子さんが入会されました。
JMC初の女性メンバーという事もあり、“今までとは違った目線での学びや気付きが有るのでは”と今後の活躍が期待されます。
ご来賓の兵整振田中常務理事からもご挨拶を頂き「安全装置の装着車が増えた事で、事故率が減少し整備売上は減少傾向にあります。一方で長期使用車両は増えており平成28年度の車検台数は5年ぶりに増加に転じました。我々整備工場は今後も引き続きユーザーへ保守管理意識を高めるよう啓発し、また未来の業界を担う、若手整備士の育成にも取り組みましょう」と激励の挨拶を頂き、第47回定期総会は無事閉会となりました。
~ 大きな絵を描け ~
第47代理事長
濱田 茂三郎
自動車整備業界は保有台数の減少や人口の減少または少子高齢化などの影響により成長の乏しい時代に突入しています。その上、車は高度に進化し発展を遂げたことで使用が長期化しました。そして整備売上高も緩やかに減少をしているのが実状ですが事業所の数はあまり変化がなく縮小する市場を奪い合う厳しい環境であると言えます。
しかし一方でこの自動車整備業界は依然として5.5兆円を超える市場規模を誇っています。また数ある耐久消費財の中で自動車は定期的なメンテナンスを必要とする特性を持っており車検という法制度があることなどを考えれば今なお魅力的な業界であると言えます。
現在全国に8,000万台を超える自動車が存在しておりそれらを修理、メンテナンスし人々の安全を守るという我々の仕事は社会における大切な役割を担っていると考えます。
そして自動車業界全体では開発競争が激化する自動運転に、次世代環境自動車と目される電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)など、大きな変化の波が押し寄せつつあります。その大きな変化は新たな形態のサービスを生み出す可能性も秘めています。
今後は素人では到底手に負えない高度化された自動車を扱う「プロフェッショナル」としての役割が我々に期待されるでしょう。そんな中、我々兵庫県自動車青年会議所(JMC)は会員の相互研鑽を通じ変化の時代に柔軟に対応できる若手経営者を育成し業界の活性化に寄与していかなければなりません。 JMCメンバーはそれぞれ会社に戻れば経営者、または後継者です。変化を伴うこれからの時代、社員に安心して仕事に取り組んでもらうためにも会社の向かう方向を明確に示さなければなりません。そのために組織を率いるリーダーとして目印となる分かりやすく共感できる大きな絵を描くことはとても大切なことだと考えます。
我々はJMCでの様々な経験を通じ日々経営者としての資質の向上に努めています。また近畿地区自動車青年協議会(近青協)や兵庫県中小企業青年中央会などより大きな枠の中での活動の機会がありそれらもまた我々の視野を広げるため大いに役立っていると感じます。これらの活動機会を好機と捉え、より積極的に関与することで大いにこの会を活用し自身が大きな絵を描ける経営者を目指しましょう。そして今年度は近青協の当番幹事会としてJMCが重責を担うことになります。今秋行われる合同例会にむけてJMCメンバー各々が自分自身の役割を果たし、そして4府県の力を結集し成功に導くことが大切です。
我々JMCメンバーは次代の業界を担う若手経営者として未来への抱負を語り合い決して時代に流されることなく自らが次代の指針となるべく大きな絵を描いていきたいと考えます。
中部地区副理事長
藤原 正典
2017年度、総務・広報委員会はJMCナウ、家族交流会、第二回合同例会の設営を主な事業として取り組みます。
自動車整備業界を取り巻く環境は地方圏を中心とした人口が減少し少子高齢化が進んでおります。また保有台数の減少は入庫台数の減少に直結しています。事業所においては、後継者不足や整備士志願者の減少、整備要員の高齢化といった課題が山積しております。 我々兵庫県自動車青年会議所(JMC)は今年度理事長方針「大きな絵を描け」のもと時代に流されることない方向性を導き出す経営者にならなければなりません。この方針に沿った事業を企画し運営することに学びがあり、内容を発信していく責務があります。これを踏まえ今年度の広報は興味を引き付ける内容としていきます。
JMCナウにつきましては自動車整備振興会会員の皆様にJMCの活動はもちろんのこと、取り組んだ事業から得られた有益な情報の発信にも力を入れていきたいと考えております。我々若手経営者、または後継者の知恵と行動力による取り組みに興味をもっていただけるような記事にします。また今年度の近畿地区自動車青年協議会では我々兵庫県が当番幹事会となり合同例会を執り行います。4府県の歴史あるこの例会を成功させ発信することによりJMCの大きなアピールになると考えます。
家族交流会につきましては、メンバーの家族同士の交流やJMCの活動に対する理解を深めていただく場とします。日々支えになっている奥様やお子様に対して心に残るような企画・運営に努めていきます。
現在のメンバー数は過去最も少ない状況ではありますが、困難をチャンスと捉えてこの一年知恵を出し協力し合い業界発展の為に活動してまいります。
西部地区副理事長
衣笠 仁務
2017年度、兵庫県自動車青年会議所(JMC)西部地区は経営委員会として、経営研修、第一回合同例会、献血事業、第48回定期総会を担当いたします。
近年自動車業界全体の開発競争が激化し、自動運転・電気自動車(EV)・燃料電池自動車(FCV)など著しく変化していく中で新たな整備技術の向上が求められてきます。また、プロとしての意識を持つよう心がけ、その中で社員が安心して仕事に取り組んでいくためには会社全体が向かう方向性をしっかりと舵取りするのが経営者としての役割と考え、JMCの様々な経験を活かし日々経営者としてのスキルアップが必要となります。今年度経営委員会では、次世代の経営者としての心構え、資質の向上を図っていきたいと考えています。
合同例会及び定期総会はメンバー全員が集まる貴重な機会になるので、メンバーの一人ひとりが自動車業界を牽引する集団の一員であることを認識し、また誇りを持った行動ができるよう情報交換や交流を深め、経営者としての資質の向上に努めます。
献血事業では昨年度、当会は2016年度 兵庫県献血功労感謝のつどいにて、20年以上にわたり献血活動を行っている団体を対象とした「日本赤十字社金色有功章」を受章しました。この賞の栄誉に恥じることのないよう今年度も引き続き社会貢献を続けます。
さらに今年度は近畿地区自動車青年協議会の当番幹事会としての大事な役割があります。4府県の力を結集し成功に導くことが大切と考えています。JMC創設以来の最小人数で行いますがメンバー全員が精一杯、力を出すことができれば必ず成功します。そのためにも今までのJMCで培った経験を存分に発揮し、これを機会に自分自身のスキルアップに繋がると考えています。
我々JMCは「大きな絵を描け」のスローガンの下、メンバー同士未来への抱負を語り合い時代に流されることなく突き進み、未来という大きなキャンパスに次代の業界を担う若手経営者としての指針を自ら打ち出し、モチベーションは上げ、スキルアップを図りながら、大きな絵を描いていきたいと考えています。
〒658-0024
神戸市東灘区魚崎浜町33
(一社)兵庫県自動車整備振興会内
事務局 担当 立脇(井場元)
TEL 078-441-1601
FAX 078-452-5860