今月は、兵庫県自動車青年会議所(略称=JMC)がどんな活動をしているのかをわかりやすく説明したいと思います。
JMCは3つの地区と3つの委員会に分かれています。地区は東部・中部・西部に分かれており、委員会は技術教育委員会・経営委員会・総務広報委員会となります。
今年度の技術教育委員会では第1回合同例会の2部にて「行列のできる自動車整備相談所」で振興会の方をお招きし、JMC特別バージョンのセミナーを開催しました。整備工場のトラブル事例を実例に基づき講演していただきました。また、第2回合同例会でも「燃料電池自動車MIRAIを学ぶ」と題しディーラーより電気自動車MIRAIをお借りし講演して頂きます。
このように技術教育委員会では常に色んなことに興味を持ち技術の向上を図るようにしています。
経営委員会では第3回合同例会第2部にて「顧客に支持される店作り」を題材にし、自動車整備業界では認証取得工場数の増加や市場の縮小傾向によりここ数年顧客を獲得するための競争激化が進んでいるため、その中でいかに顧客に支持され他社との差別化を図り自社を守っていくかを学びます。そのために2社の事業所訪問を行い、グループディスカッションを行うことによりメンバー同士の考え方、見解を学びたいと考えています。
総務広報委員会ではホームページやメーリングリストとJMCナウを活用し、日々の経営に直結できるような鮮度の高い情報を提供していきます。
新入会員の募集では一人でも多く熱意あふれる経営者、または後継者の入会を誘い活気あるJMCにし、自動車業界全体の発展に貢献していけるように勧誘活動を行っています。
さらにその他事業として社会貢献のため献血事業を年2回開催し、JMCメンバーの家族交流を深めることを目的に家族交流会を開催します。毎年催し物はメンバーで考え、家族・子供達が一緒に楽しめることを企画していきます。
今年度はバーベキューを主体にアトラクションを企画しています。また各種研修・セミナーの開催も立案から始まり企画・運営まで手がけていきます。もちろん講師などが必要な場合にはメンバー間で協議し直接交渉を行い講演などを行っていきます。
続いて入会に関しては、会社の所在地により3つの地区のうち、どの地区に所属するかが決まり主に地区単位で活動していきます。各委員会については地区で担当し、事業を企画・立案し進めていきます。自分たちで事業を進めていくのは本当に大変ですが、この時に経験できることは自社の運営にも非常に役に立ちます。また、JMCには満25歳~45歳までという年齢制限があります。こうした制限があるのは、常に新鮮で活力ある組織を維持していこうということに基づきます。若いときにしかできないこともあるし、若さでできることもあると思いますので、綱領にもありますが青年としての英知と情熱をもって何事にもチャレンジする精神がJMCの良さになります。
また、JMCは大阪・京都・滋賀・兵庫の各自動車青年会議所で構成する近畿地区自動車青年協議会(略称=近青協)に所属しています。
年に1度、合同例会を行いそれぞれの活動報告を行っておりますが、この会の魅力はネットワークにあります。
近青協では、普通に仕事をしているだけでは知り合えない人達とも知り合え、つながりを持つことができるのです。さらに近青協では主に各府県の若手メンバーで構成される近青協情報委員会という組織もあります。
年度によって活動内容は異なりますが、JMCに在籍することにより多種多様なメンバーと知り合うことができ、互いに切磋琢磨していくことで自分自身の成長にも繋がっていきます。
また事業に積極的に参加することで損得勘定抜きで付き合える仲間もできます。 さらには、JMCは兵庫県中小企業青年中央会(略称=兵青中)にも参加しています。
兵青中とは、兵庫県下の中小企業等協同組合の活性化を図るため、経営資源である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」のうち、特に「ヒト」=若い人材の集まりである青年部の斬新な発想と行動力を集結し、県下の34青年部が参加して様々な事業を積極的に推進している団体になります。
JMCは単にメンバーが集まり会議をしている場ではなく、自動車整備業者の将来について真剣に学び、語り合い、次世代の自動車整備業のあり方を追求し、また自社の経営計画や新技術への取り組み、情報ネットワークを作り活用し、会の運営等について学び進めて参りました。
今後も事業や例会を通じ、自社の発展、さらには業界の発展に繋がる活動をしていきます。
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