今日、各自動車メーカーは環境問題、エネルギー問題の両面から石油に依存しない他のエネルギーへの転換を図り、自動車の動力源に関してガソリンエンジンやディーゼルエンジンの内燃機関に加え、電気自動車や燃料電池車に見られる電気モーターの研究開発が進められています。これらの自動車を普及させるためには価格、航続距離そしてインフラ整備等の課題がありますが、これらの課題を解決することができれば一般に普及されると考えられます。
また自動車の安全面では従来からの3点式シートベルト、SRSエアバッグ、衝突安全ボディー等の事故などが起きた場合に人体などへの影響を最小限に抑える装備に加え、電子制御技術の進化により、ABS、トラクションコントロール、横滑り防止装置、そして近年では衝突被害軽減ブレーキなど交通事故を未然に防ぐ予防安全技術の普及が進められています。更に各自動車メーカーの自動運転の実現に向けた取組も進んでおり、数年後にはこれらの自動車が公道を走行していると考えられます。
自動車整備業は高度な知識と技術をもってこれら最新の自動車性能を維持すること、そして運行の安全確保と公害を防止し環境の保全を図らなければなりません。
私たち兵庫県自動車青年会議所(JMC)のメンバーは綱領の中にあるように業界安定の確固たる基盤を築きあげる事を目的に活動しています。その為にも今後の動向を察知し、将来に向けた対策を考え活動をしなければなりません。待つだけでは得るものはなく、交流の中で情報交換を積極的に行える環境作りを大切にします。最新情報をより迅速に共有し、その情報より業界動向と市場の変化を予測し、将来を語り合うことで既存の考えだけにとらわれない幅広い発想を養成します。そして汗を流して自らの活動で経験値を増やし、やがてその経験値が武器になり、メンバー一人ひとりの成長と共に大きな視野と指導力を持った集団になると考えています。
変えることができないものに「他人」と「過去」があります。逆に言えば「自分」と「未来」は変えることができます。You can change yourself
and your future. まず初めに自分自身ができること、それが今年度のスローガン「Change yourself」自分を変えることです。スキルアップと共に自分が変われば、それに繋がる未来も変わります。
メンバー全員で未来の業界の発展を目指し頑張っていきましょう。 JMCは昨年度45周年を迎えました。先輩諸氏が「業界安定の確固たる基盤を築きあげよう」の綱領の基、積み重ねてこられたこの長い歴史を継承しつつ、業界の先駆者として未来に向け活動して参ります。
本年度、中部西部地区では経営委員会及び総務広報委員会を担当します。 経営委員会ではこれまで若手経営者育成のため様々な事業を企画してきました。
本年度は「顧客に支持される店作り」をテーマに行います。今回の事業では顧客獲得において独自の取り組みで成功されている事業所を参考にし、変化していく整備業界で周りの環境に左右されずユーザーの支持率を伸ばすために何が必要かを学びます。
総務広報委員会ではHASPA NEWSやホームページにてこれらの活動を発信していきます。興味深い記事となるよう今年度は事業を通じてメンバーが感じた率直な意見も掲載する予定です。
毎年恒例の家族交流会は日々心の支えになっている家族に、兵庫県自動車青年会議所(JMC)の活動に対する理解を深めていただくと共に感謝の気持ちを表す場として企画いたします。
JMCではテキストからでなく実際に様々なことを行うことでビジネスやマネジメントに役立つスキルを身に付けていきます。一つの事業を行うにあたり、企画立案から予算立て、事業、決算、結果考察、そして次回事業への申し送りに至るまで、全ての過程をメンバー自らの手でこだわりを持って作り上げます。そしてそれらの活動を通じて学んだことは本業における様々な場面で役立てられています。
本年度のスローガンChange yourself を胸にメンバー一人ひとりが各事業にさらに積極的に関わることで全体のレベルアップを図り、業界発展のため、活動に取り組みます。
また、同時に新しい人材の発掘を念頭に業界を担う若手経営者、後継者にアピールしていきます。
昨今、エコカーと言われるハイブリッド車(HV)が当たり前のように世の中を走っています。20年前は想像できたでしょうか?そして、近年ではプラグインハイブリッド(PHV)、電気自動車(EV)、クリーンディーゼル車(CDV)、などのクリーンエネルギー自動車(CEV)も多数販売されており、2014年12月には燃料電池自動車(FCV)である「MIRAI」も発売されました。
政府はこれらの自動車に対してCEV補助金制度を導入し、環境社会はますます加速しています。 しかし、自動車は、エンジン、モーター、トランスミッション、タイヤなどの部品の組み合わせにすぎません。そして、その部品は部品会社が製造しています。
自動車ユーザーは「自動車メーカーが自動車を生産し整備工場がメンテナンスをする」と考えます。その完成した自動車をトータル的に扱えるのは、自動車メーカーではなく、部品会社でもなく、最先端の技術を備えた我々自動車整備工場です。ユーザーに信頼されるため、勝ち組に残るためには、豊富な知識と柔軟な対応力が必要なのは言うまでもありません。
高度成長期は30年で終わり、不景気と言われる時代が25年続いています。JMC(兵庫県自動車青年会議所)現役メンバーはバブルの良き時代を知りません。我々はこれが本来の日本の姿だと理解し、商売の難しさをやりがいと感じています。
不景気を言い訳にするのではなく常に前進することが真の経営者でありリーダーだと思います。今、競争に勝ち残れるのは時代に取り残されることなく、常に業界の動向を察知し、それに対応する知識と迅速な行動力です。
人間一人では小さな力です。しかし、同じ目的を持った者が集まり、知恵を出し合い、同じ汗をかく事で大きな力になり、一人ひとりの知識になり行動力が生まれると信じます。
「Change yourself」今こそ自ら行動を起こす時です。今年度、理事長方針にもありますように業界の先駆者としてJMCにしかできない事業を目指して活動します。
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