兵庫県自動車青年会議所は、兵庫県下における整備業界の更なる飛躍を目指します。

---

　新年あけましておめでとうございます。昨年の日本の景気は賃金の上昇やコストの削減、また、中国人観光客の爆買いなどの影響もあり、緩やかな改善と言われています。しかし、まだまだそれが個人消費につながっていないようで、私たちの業界がその恩恵を受けるのは当分先のようです。私たち自動車整備業は小さな会社が多く、十分に体力があるという事業所は少ないのではないでしょうか？その反面、身軽で、フレキシブルに動けるのではないかと思います。厳しい時代こそ、考え、行動することが大切なのではないかと感じます。
　現在ＪＭＣは「ONE FOR ALL・ ALL FOR ONE」のスローガンのもと、活動しています。昨年のラグビーワールドカップにおいて、日本代表が世界第3位の南アフリカに勝利するという偉業を成し遂げたことは記憶に新しいかと思います。私たちも自社（個人）だけではなく、業界全体（チーム）がどのように生き残り、発展してゆくかを一つ一つの事業所どうしがしっかりとスクラムを組んで考えることが大切ではないかと思います。
　JMCはそのスクラムの一つであると考えます。現在経営委員会では事業計画書の作成を勉強しています。やみくもに目の前のことに対応するのではなく、しっかりと自社の進むべき方向を自分で考え、計画を立てて実行してゆくことが重要です。そして、仲間とともに勉強し、いろんな意見を出し合うことで自分だけでは思いつかない物事の見方や考え方を知り、視野が広くなって自分自身の成長につながり、その成長こそが、業界の力になってゆくのではないかと考えます。
　昨年の4月をもってJMCは45周年を迎えました。歴史ある会ではありますが、業界が抱える整備士不足問題と同じようにJMCもメンバーが減少しています。現在、会員拡大を一つの事業として取り組んでいますが、思うように進んでいないのが現状です。今年度も残りわずかですが、先輩方や振興会会員の皆様のご指導、ご鞭撻をいただきながら、すべての事業を進めていきたいと考えています。今年度の皆様のご健康とご多幸を祈念いたしまして年頭のあいさつとさせていただきます。

---